reportレポート
コラム
世界で広がるソーラーシェアリング
from FRANCE
売却した電力を農業生産に投資。仏で進む農業と太陽光の活用
フランスの企業アクオ・エナジー社による、太陽光発電と農業を組み合わせたプロジェクトが各地で進んでいる。地中海に浮かぶコルシカ島やインド洋上のフランス海外県レユニオン島では、ソーラーパネルを備えた温室を導入することで、降り注ぐ太陽光と限りある土地の有効利用を図る。発電した電力を売り、得た利益を農業生産の改良に使うことにより、「太陽」と「土地」という2者の活用だけに限らない相乗効果を生み出している。
<Akuo Energy> www.akuoenergy.com
from GERMANY
太陽光パネルの下で野菜を生産! ドイツのソーラーシェアリング
農業と電力生産を一体化させる試みが世界各地で進む。ドイツの応用研究機関フラウンホーファー研究機構では、農地上にソーラーパネルを組んだ場合でも問題なく作物が生産可能かという実証を、有機農業会社と提携してスイス国境近くボーデン湖畔で行なっている。小麦、シロツメクサ、ジャガイモ、セロリをソーラーパネル下で育て、向き不向きを調べる。太陽光発電と組み合わせての生産に最適な作物の研究が日々重ねられている。
<Fraunhofer ISE> www.ise.fraunhofer.de
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