ソラシェア総研が展開する次世代農家のためのプラットフォームSSF

reportレポート

インタビュー ファームドゥ代表取締役 岩井 雅之

地域経済の発展にも大きく貢献 太陽光が農業に与える「収益」の力

路地に並ぶ太陽光パネルの下では赤シソを栽培。作物により屋内外を使い分ける。
トマトもソーラーシェアリングで栽培。室内なので肥料や水量をコンピューター管理することも容易にでき、生育に二重のメリットがある。
「稼げる農業」で
若者の就農を促進する

ファームドゥが、ソーラーシェアリングのモデルケースとして建設した高崎市中里町「夢の農業王国」は、敷地内に営農型賃貸住宅を完備。食事の提供もあり、安心して就農できる施設となっている。また、来春からは前橋市の中央農業大学校にて、ファームドゥが最長4年間の受講料を支援する「ファーム農業経営学科」がスタート。収益力の高いソーラーシェアリングでの農業のノウハウを、実践しながら学べる。こうして、次世代の農業経営者の育成にも力を入れているのだ。
さらに、ソーラーシェアリングを使った、テナント形式の農場運営も現在構想中とのことで、ファームドゥは今後も「稼げる農業」を提唱していくそうだ。

「夢の農業王国」にある営農型賃貸住宅。就農者向けの施設が充実。
Information

ファームドゥ株式会社
群馬県前橋市問屋町1-1-1 NF2ビル3F
https://farmdo.com/

ファームドゥグループとして、農産物の直売所「ファームドゥ」、ソーラーファーム運営の「ファームクラブ」、発電事業の「ファームランド」の3事業を展開。モンゴルとミャンマーにも拠点を置き、モンゴルではソーラーシェアリングも開始している。

photo: Daisuke Tsuduki
text: Nahoko Kodama


出典:EARTH JOURNAL(アースジャーナル)vol.05
販売サイト(https://earthjournal.jp/information/33390/

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