ソラシェア総研が展開する次世代農家のためのプラットフォームSSF

reportレポート

取材 有限会社とまとランドいわき 代表取締役社長 鯨岡 千春

太陽を追って動く、日本最大級の「追尾式」ソーラーシェアリング

設置にかかった費用約2.2億円は、売電収益をすべて当てれば、10年ほどで回収できる。
追尾式太陽光発電の傍で栽培されているイチゴハウス
売電収入の一部を地元の農業高校に寄付
追尾式のほかに、固定式の太陽光発電も設置している。追尾式と固定式、それぞれの発電量を確認することができる。

なお農園の敷地内には、営農型ではない固定型の太陽光発電システムも設置されている(出力は558kW)。こちらは農林水産省の「地域還元型再生可能エネルギー早期モデル確立事業」として採択されたもので、売電収入の5%(約100万円)が毎年地元の農業高校に寄付され、実習環境整備に活用されている。農場の敷地で発電した利益が地元の農業発展に寄与することになれば、これもまた新しい「農業と発電所の共存」と言えるかもしれない。

アグリパークいわき
場所福島県いわき市
設備容量412.5kW
土地面積約1.5ha
導入年月日2014年9月
導入費用約2.2億円
年間の売電収入約2300万円
パネル下で育てている作物イチジク
※データはソーラーシェアリング設備のみ
Information

アグリパークいわき
https://www.facebook.com/Agriparkiwaki


出典:EARTH JOURNAL(アースジャーナル)vol.05
販売サイト(https://earthjournal.jp/information/33390/

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