FAQよくある質問
ソーラーシェアリングの基礎知識
大規模なソーラーシェアリング計画をすすめるときのポイントは?
地域の方々との合意形成が、最大のポイントです。大規模なソーラーシェアリングの場合、Q1でみたように「地主、耕作者、発電事業者が、それぞれ別の人」である場合が多いでしょう。地権者も1人だけとは限りません。計画地はもちろん、近隣の農地も含め、ステークホルダーとの協議を早い段階から重ねていく必要があります。地域の農業関係者や近隣住民への説明も、ていねいに行っていきましょう。
ソーラーシェアリングは通常の太陽光発電とは違い、農業という地に足のついた営みとセットになったものです。そこには地域とのつながりが欠かせません。一方で、それだからこそ、大規模プロジェクトは地域活性化や農業振興に結びつけやすいものです。匝瑳メガソーラーシェアリングのように、耕作放棄地という長年の課題を解決する切り札にすることもできます。そのためにも、大切なのは地域の合意形成です。
監修:馬上丈司
illustration: Tomoyuki Okamoto
text: Kiminori Hiromachi