ソラシェア総研が展開する次世代農家のためのプラットフォームSSF

FAQよくある質問

メンテナンス

導入後に必要なことは? 

ソーラーシェアリングは、発電に関しては「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」、農業に関しては「農地の一時転用許可」のためのルールに従って営んでいかなければなりません。それぞれに、ソーラーシェアリング開始後にやるべきことが定められています。固定価格買取制度においては「発電設備の保守点検」、農地の一時転用許可においては「営農状況の報告」などが必要となります。

発電設備の保守点検

2017年4月から、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が改正され、太陽光発電設備の保守・点検が義務化されました。ソーラーシェアリングの発電設備も例外ではありません。「適切に点検・保守を行い、発電量の維持に努めること」などが求められています。詳細な点検作業は、発電設備の販売施工会社が行うのが一般的ですが、普段から自分の目で日常点検をしておくと良いでしょう。太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台(支柱)・ケーブなどについて、汚れ・傷・破損・欠損・腐食をチェックしておけば、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。

営農状況の報告

ソーラーシェアリングを続けるためには、3年ごとに農地の一時転用の再許可を得なければなりません。再許可の条件は、作物の生産に支障が出ていないことで、収穫量が周辺の平均値の8割を下回らないことや、品質の著しい劣化がないこととされています。パネル下部の収穫量については、農業委員会に年1回の報告をする義務があります。最終的には、許可にあたって「パネル下部の農地での営農の状況について勘案した上で、総合的な判断」が下されます。現状では、営農報告をしっかりと行っていればほとんど問題なく再許可されているようです。

監修:馬上丈司
illustration: Tomoyuki Okamoto
text: Kiminori Hiromachi

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